春の生け花☆朱木蓮（しゅもくれん）とカーネーションで今だけのお花が完成

4月のお花は朱木蓮（しゅもくれん）と白いカーネーションでした。木蓮は活けたことがなかったので、ちょっとドキドキ。しかも、花が咲いてしまうとすぐ落ちてしまうので、本当に時期がぴったり合わないと、この木蓮のお花は活けられないそうです。なので、今回はちょっとラッキーでした。

朱木蓮は、字の通り、赤い木蓮です。白い木蓮はよくいろんなお庭で拝見しますが、赤いのも同じです。木がまっすぐではなく、枝を湾曲に伸ばすようにして成長するので、花材として集まってきたときに、その枝が必ずしもみな同じ方向を向いているとは限りません。

それぞれの木の向きをよーく見て、何本かの枝をひとつの木から出ているように自然に見せるように活けます。・・てこれが難しいんですねえ。

というのも、この朱木蓮、けっこう硬い幹ですし、曲がっているので大きな花器だとなかなか止まらないんです。ですので、上の花器では剣山を使用しています。がちょっと止まりにくくて苦労しました^^;

いつも花器はお花をみてからインスピレーションでこの花器にしようと決めています。色合いと花材の組み合わせ、その時の気分にもよりますが、一番そのお花が映えそうな花器を選ぶようにしています。

上で選んだ花器は、少し口が大きめで、前後に突起状のデザインが施されたシンプルそうで結構主張するものです。なので、今回の花とはシンプルだけど存在感のあるもの同士の組み合わせなので、うまくいきそうだと思って選びました。お花も花器も主張性のあるものなので、お花の本数はできるだけ少なくしています。

余った花材で別の花器に活けてみました。これはまあるい花器です。後の中央部がへこんでいて、中がちょうど半分にわかれている感じなので、お花をさすのが非常に楽です。とてもシンプルなのによくできた花器だなーと感心しました。全部お教室の花器ですが、こういうのもまた欲しいなあ、って思います。

インテリア雑貨卸売り問屋デフィ

アルミニウムで出来た面白い花器です。これだと余り考えずにお花を活けても上手にまとまりそうですね。